「いい感じにまとめて」と打って、返ってきた文章を見て、うーん、と唸る。
そこから何度も指示を足して、結局ゼロから自分で書き直す。
私はこれを何百回もやりました。
問題はAIの性能ではありません。渡している材料が足りないだけです。
丸投げになっているプロンプトの特徴
- 誰に読ませる文章なのかが書いていない
- 長さの指定がない
- 判断の基準(何を優先するか)を渡していない
- 手元にある材料(実際の数字、固有名詞、過去の文章)を貼っていない
この4つが抜けていると、AIは「無難で、当たりさわりのない、誰も読まないもの」を返してきます。
当然です。それ以外に出しようがない。
材料を先に渡す
型はこれだけです。
- 立場 誰として書くか(例:中小企業の採用担当)
- 相手 誰が読むか(例:転職を考えている20代の未経験者)
- 材料 実際の情報を貼る(数字、社名、既存の原稿)
- 条件 長さ、文体、使ってほしくない言葉
- 出力の形 見出しあり、箇条書きで、など
順番は前後しても構いません。抜けを作らないことが大事です。
材料を貼るのが、一番効きます。
「うちの会社の魅力を書いて」ではなく、「昨年の離職率は3%、平均残業は月8時間、社員28名。この事実だけを使って書いて」にする。
前者は作り話が混ざります。後者は混ざりません。
一発で出させようとしない
うまい人は、一発で完成させません。
- まず構成だけを出させる
- 気に入らない見出しを削る
- 残った見出しについて、本文を書かせる
- 出てきた文章の「事実」だけを自分で確認する
削る作業は、人間がやったほうが速いです。AIは足すのは得意ですが、捨てるのが下手だからです。
使い回せる形で保存する
一度うまくいった指示は、必ず残してください。
- メモアプリでも、テキストファイルでも構わない
- 変わる部分だけ「___」にしておく
- 案件ごとにフォルダを分ける
これをやっておくと、2回目からの作業時間が半分になります。
副業として受ける場合、この差がそのまま時給になります。
確認だけは自分でやる
最後に一つ。
AIが書いた文章の事実確認は、AIにやらせないでください。同じ間違いを、もっともらしく肯定してきます。
- 数字は元の資料に戻って照合する
- 社名、商品名、人名は1文字ずつ見る
- 制度や法律の話は、公式サイトで裏を取る
ここを省いた納品物は、一度で切られます。
納品の作法についてはAI副業で稼げない理由のほうに書きました。
型を覚えるのは、30分あれば終わります。
差がつくのは、材料を集める手間をかけるかどうかです。

