初めて副業の収入が出た年の2月、私は青ざめました。
領収書がない。振込の記録もばらばら。何をいくら経費にしていいのかも分からない。
結局、丸2日つぶれました。
先に知っていれば、2時間で終わった話です。
「20万円以下なら申告しなくていい」の落とし穴
よく聞く話ですが、正確ではありません。
- 会社員で、副業の所得が年20万円以下 → 所得税の確定申告は原則いらない
- ただし住民税の申告は必要(こちらに20万円の例外はない)
ここを見落とす人が多いです。
そしてもう一つ。「収入」ではなく「所得」で判断します。
- 収入 - 経費 = 所得
- 30万円受け取って、経費が12万円なら、所得は18万円
雑所得と事業所得の分かれ目
副業を始めたばかりなら、たいてい雑所得です。
事業所得として扱いたい場合は、帳簿をつけて保存していることが前提になります。収入が小さいうちは、帳簿がないと事業と認められにくい、という考え方が国税庁から示されています。
- 雑所得 … 帳簿なしでも申告できる。控除の優遇はない
- 事業所得 … 帳簿と保存が前提。青色申告なら控除が使える
最初の年から無理に事業所得にしなくていい、というのが実感です。
経費にできるもの
AI副業の場合、だいたいこのあたりです。
- ChatGPTなど、生成AIの月額利用料
- 画像生成や文字起こしなどのツール代
- 通信費(副業に使った割合の分だけ)
- パソコン、周辺機器
- 副業のために買った本や講座
全額ではなく、副業に使った分だけを入れます。
家事按分(かじあんぶん。私用と仕事用で費用を分けること)は、割合の根拠を自分で説明できる形にしておいてください。
今日からやっておくこと
年明けに苦しむかどうかは、ここで決まります。
- 副業用の銀行口座を1つ作る
- 経費はその口座かカードにまとめる
- 領収書とクレジットの明細を、月ごとにスマホで撮って残す
- 報酬明細をダウンロードして保存する(サイト側で消えることがあります)
会計ソフトを入れるなら、収入が出た月に入れてしまうのが楽です。
会社に知られたくない場合
住民税の徴収方法を「自分で納付」にすると、副業分が給与から天引きされなくなります。
ただし、これは万能ではありません。就業規則で副業が禁止されている場合は、そもそも別の問題です。
制度は年によって変わります。金額の判断で迷ったら、税務署か税理士に確認してください。私も最初の年は、税務署の窓口で直接聞きました。無料です。
収入を作るところはAI副業で稼げない理由、案件の取り方はクラウドソーシングで最初の1件を取る手順に書いてあります。
稼ぐより先に、記録を残すほうが簡単です。
